カビが壁に生えてきた!
どうしよう・・・
とりあえず、拭き取ってみよう!
とお考えになり、
とりあえず濡れ雑巾を持ち出して、ゴシゴシこすってみたら、表面の黒いカビが取れてきれいになった!
ということで、ほっと一息^^
・・・
お掃除アルアルですよね。
ところが、
そのまま気を良くしていると、1か月後ぐらいにまたカビのようなシミが気になるようになってきて、
また、同じように拭くことを繰り返していたら
しばらくしたら、なんだかカビが広がっているような気が・・・・
そうこうするうちに、1か月ではなく数日でカビが生えてくるようになって、
ちょっと数日何もしないとカビが目立つようになってしまった!!
こちらもかなりアリがちな状況です。
ご相談のお電話をいただいた時には、上の状況を何か月も何年も・・繰り返してきたのだが、とうとう手に負えない、とおっしゃるお客様もいらっしゃいます。
また、
だんだん広がってきて、天井付近など手の届かないところにもカビが多くなってきたので、なんとかしてくれないか。
もう、こんな頻度でカビ取りをするのは、やめにしたい。
皆様切実なご相談です。
本当にいままでカビ取りに対してかけてくださったお時間とご実践なさったご苦労を思うと、心が痛みます。。
なぜすぐにご相談いただかなかったのかとご質問させていただくと、
「お金がかかるから」とか、「面倒だった」とか「このくらいならなんとかなると思っていた」「こんなことになると思わなかったから」というお言葉をいただきます。
よくわかります。
なんかカビ取り業者みたいな専門業者を呼んだら、時間もとられるし、高いお金を見積もられて、しかも断りにくくって.. めんどくさい。
自分でなんとかできるものなら、なんとかしたい。
(超アルアル)
というのが正直なお気持ちだと思います。
ご自身でできるものならなんとかしていただきたい、それは私たちの願いでもあります。
なぜって、
カビは見つけたら即対処が基本です。
ですから、本当はひどくなる前に、ご自身で対応いただくのが一番よいと思うからです。
もう、無理、とか作業が困難な床下や天井裏、壁の中・・などについてはカビ対策専門家の出番だとおもっておりますが
室内にちょっとあるカビは、気を付けていただければひどくなる前に、皆様で対処可能なものが多いです。
では、上でご紹介した対応のどこが間違っていたためにカビが悪化してしまったのか、解説いたしましょう。
濡れ雑巾でゴシゴシ
普段お掃除用にお使いの雑巾を湿らせて、カビの生えた部分のお掃除に使うことは、カビ取りをお掃除の一環として考えると、普通のことに思います。
しかし、他の場所でも使っているお雑巾には、いくら綺麗にしても取り切れていない埃やゴミといったようなカビにとっての養分が含まれていることがあります。
まして、濡らして(水分があって)ほかの箇所をお掃除した(埃などの栄養分が付着した)お雑巾などは、カビにとっては最高の環境です。
そのお雑巾でカビをとることは、雑巾にうつったカビの胞子と水分と栄養分を実はほかのカビがなかったきれいな場所に塗り付けていることにほかなりません・・・
というわけで、カビを見かけた場合、決して濡れた雑巾でゴシゴシ(ついでに周りまで・・)しないでください。
対策としては、
アルコール除菌ティッシュなどの使い捨てのものを、カビのある部分にそっとあてて、さっとふき取る。
そして、その除菌ティッシュはそのまま使いまわさず捨てる。
※アルコール除菌ティッシュの除菌成分であるアルコールはとても揮発性が高いので、
皆様の手の熱ですぐに乾いてしまいます。そうなると、乾拭きでカビをこすっている状態になり、カビをとるどころか、周りにまき散らしていることになるため、お勧めできません。
乾いた雑巾やタオルでこすることも同じです。カビの胞子をまき散らしていることを想像して、今後はおやめください~
再発しても何度も同じことをする
ここまで読んでいただいて、濡れ雑巾で拭いてカビが再発するのは仕方がない・・とお気づきいただいたかと思いますが、
アルコール除菌ティッシュなどで拭いても再発する可能性はあります。
一度だけなら、カビをとり切れていなかった?とか、時期的なもの?など、原因不明なところがありますが、
もし、同じようにアルコール除菌などをしても、再発するような場合は、
カビの根が深く入り込んでしまっていて、表面の除菌だけでは取り切れていない場合や
もともと壁の中や天井の中、床の中などにカビの繁殖元があって、水や養分の供給源がありつづけて再発している可能性もあります。
ですので、カビ取りをする場合は、必ず、作業をした日にちを記録して、再発したときに間隔がわかるようにしておいてください。
そして、カビ発見~アルコール除菌ティッシュなどでのカビ取り~再発~カビ取り~再発と2回繰り返した時点で
カビ対策の専門業者にご連絡ください。
これ以上、カビに時間を与えると、どちらにしろカビの根が伸び、繁殖範囲を広げ、汚染を拡大していきますので、
再発2回で速やかに状況をご連絡いただき、適切な対処をされることをお勧めいたします。
これ以上時間を与えて、カビの根が深くなると、大掛かりな改修工事になる可能性もありますので、このタイミングは逃さないでください~
天井付近のカビを残す
天井および天井付近にでてしまったカビはなかなかとりにくいので(安全対策をしたうえで、高いところで作業をするのはとても面倒ですし、大変です)ついつい、目につきやすく、作業がしやすいところのカビから着手してしまいがちですが、
天井付近のような高い場所にカビが生えてしまった場合、カビには若干ながら重さがありますので、常時、カビが横や下に降り注いでいることになります・・・・
ですので、横の壁のカビを掃除しても掃除しても、いろんな場所からカビが生えてくる(再発する)というような場合は、天井付近のカビによる汚染被害である可能性があります。
したがって、カビ対策をする場合は、安全確保のうえ、必ず天井付近のカビも同じようにカビ取りをするようにしてください。
危ないな、とか、もういやだ・・と思う場合は、いつでもご相談ください。
カビの専門家として、原因究明、カビ取り後の対策含め、たくさんの検査機器で調査した結果をもとに、科学的にご助言させていただきます。
根拠ない作業内容のご提案や、無理な金額のご提示などいたしませんのでご安心を。
そして、お見積り無料でお断りも、相見積も気にせずにやってください。
とにかくカビがなくなり、ご健康の心配がないことが私たちにとって一番うれしいことなのですから!