GWも終わり、本日が令和初出勤!(初登校!)という皆様もいらっしゃるのでしょうか?
早いもので、2019年が始まってもう4か月終了し、5/6で立夏。
暦の上では、夏の始まりです。
環境省推奨のクールビズも今日から本格稼働のようです。
気象庁の予報によると、今年の夏は「北・東・西日本では、太平洋高気圧の張り出しが弱く、
平年に比べ晴れの日が少ないでしょう。前線や湿った空気の影響を受けやすいため、
夏の降水量は平年並か多い見込みです。夏の気温はほぼ平年並でしょう。」とのこと。
(出展:https://www.jma.go.jp/jp/longfcst/pdf/pdf6/001.pdf#search=’2019%E5%B9%B4+%E5%A4%8F+%E6%B0%97%E6%B8%A9%E4%BA%88%E6%83%B3’)
降水量が多く、晴れの日が少なくて、気温は平年並み・・・・!!!
それって、すっきりせず蒸し暑いってことでは・・・!!!??
今年もカビの被害が多くなりそうで、心配です・・
梅雨の時期から夏にかけて、カビの被害を拡大する原因のひとつに、エアコン(エアコン内部のカビ)があります。
カビの被害とは、室内の各所でカビをはやしてしまうこと(カビの汚染を広げてしまうこと)のほかに、健康への被害があります。
特に、ご自宅で忙しくされておられて、エアコンを使用した自宅内の滞在時間がながい主婦の方や、お外に連れ出せない小さな赤ちゃんなどに健康被害をもたらしてしまうことが多いのが特徴です。
エアコンは高い位置についていることが多く、簡単には中がのぞけないので、普段は気が付かないのですが、
エアコンを使い始める前に、エアコンでカビの被害を拡大してしまわぬよう、以下の点をチェックしてください。
エアコンのカビのチェックポイント
1. エアコンのフィルターが埃で目づまりしていないか確認してください。
埃が多いと、埃の中のカビが繁殖し、エアコンの中にたくさん吸い込まれていってしまいます。まずはフィルターを綺麗に保つよう、時々チェックしてください。
フィルターに埃がついている場合は、そのまま外すとエアコンの周りにカビと埃をまきちらしてしまうことになりますので、掃除機で先にフィルター表面の埃を吸い込んで落とさないように配慮してから取り外すようにしてください。
2. 風の吹き出し口(エアコン使ってないときは閉まっていることが多いと思いますが)をそっと動かして、吹き出し口の表面を観察してください。汚れや黒い点などがついている場合は、カビがふきだされてきていることになりますので、汚れている場合は、アルコール除菌ティッシュなどで、きれいに拭き取ってください。
3. 吹き出し口を開けた状態で、携帯の懐中電灯機能や懐中電灯などを使って、内部を照らしてみてください。白い羽の奥に、白色かグレーの背面や黒いローラーのようなものが見えると思います。
このグレーのところに、黒や緑の点などがないか、黒い(または灰色のような)ローラー(シロッコファンといって、風を送り出す送風部です)の表面にもっさりと埃がついていないかを確認してください。もし、以下の写真レベルならば、残念ですが、皆様が個人的なお掃除レベルではカビを取り切れないので、すみやかにカビ取りができる専門業者さんやエアコンの分解清掃ができる専門にご相談して、カビ取り洗浄をしていただくことをお勧めいたします。
もし、以下のように、黒い粒がすこしだけど、点々とみられる、とか、シロッコファンの表面の埃が多少・・・!?程度なら、運転して臭いをかいでみてください。
においが強いようでしたら、わかりにくい場所(見えない裏側やシロッコファンの中など)にカビが繁殖している可能性があるため、カビ取りのクリーニングをお勧めいたします。
あまり臭いもしない・・という場合で、ご自宅の中に、アレルギー症状が出ている方、カビに敏感なかた、ぜんそくなど呼吸器系が弱い方などがいらっしゃる場合は、多少のカビであっても症状が出たり、悪化したりすることもありますので、エアコンクリーニングをお願いされたほうがよいと思います。(大手ハウスクリーニング業者様などが提供されるエアコンクリーニングのサービスでも大丈夫です。とにかくこれ以上、埃やカビの元を増やさないようにまずは綺麗にしてください。)
特にご自宅でカビなどに敏感でアレルギーがある方がいらっしゃるわけではない・・という場合は、上の写真の程度であれば、大急ぎで業者さんにお願いしてクリーニングを実施しなくてもよいかと思います。
見える範囲や手の届く範囲を、可能な限り、アルコール除菌ティッシュなどで拭き取り、埃や汚れをとって、経過観察をしてください。(エアコンの部品で手を傷つけたり、また、エアコンの部品を壊してしまわないように十分注意してください)
実際にエアコンを使うようになると、カビが繁殖しやすい状況になるため、エアコン使用中も、カビが増えてきていないか、臭いがしないかなど、注意していてください。
注意:エアコン使用後にエアコン内に水がたまったままだとカビが繁殖しやすいので、冷房使用後などには、送風機能を使って乾燥さえてからエアコンを停止することが望ましいです。
今の新しいエアコンにはその機能を組み込んで、冷房停止時にはしばらく自動で送風運転をしてから停止するものがありますが、ご自宅のエアコンの冷房停止を押した後にすぐに風が止まって運転音がしなくなるエアコンは、なるべく冷房後に送風運転-タイマーで運転して、乾燥させるようにしてくださいね。
送風運転はあまり電力を使わないので、電気代が急激に増えるご心配はないですよ。機種にもよりますが、1時間使っても1円に満たない金額ですので、ご心配なく。
エアコンがお休みのこの時期に・・
暖房も使わず、冷房も使わないで快適に過ごせるこの時期だからこそ、エアコンのチェックと必要な場合は、クリーニングやメンテナンス、または買い替えなどを実施して、蒸し暑くなりそうな夏を乗り切ってくださいね。